今回はDMPP-18期に気まぐれでデュエプレを始めた筆者が作ったデッキのうち、ある程度のオリジナリティがあるものを1つ紹介していきます。
デッキの回し方
序盤はマナ加速し、中盤を《弾幕》で凌ぎ、最終的にゼニスや《悠久》で相手の抵抗を抑えて勝ちます。
個別カード紹介
キーカード
《偶発と弾幕の要塞》
デッキ構築を縛るものの高火力の全体除去が気持ちの良い一枚です。横並びするデッキに限らず、ゼニスなど一部を除けば《悠久》のパワー8000を超えているクリーチャーは意外と少ないためほぼ皆いなくなります。たまに《ローゼス》を引いて味方も大惨事になりますが、そんな状況であればそれでも大体勝てます。
山札の消耗への対策は定番の《悠久》で行います。
《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》
《弾幕》後のデッキ回復、《ガガ・アルカディアス》の呪文ロック解除、《ヘブンズ・ゲート》などの踏み倒し対策、超次元クリーチャーに依存したデッキを詰める、SAでのダメ押しなど、このデッキでは《悠久》の強みが最大限に引き出されています。
《天運ゼニスクラッチ》
ゼニスがタダで出せるかもしれません。ゼニスを多く積むのでノリで入れてみましたが、ぶっちゃけもっとゼニスを入れないと分が悪い賭けです。
なので、おまけつき1ドロー呪文だと思うのが良いでしょう。トリガーで当たればその時点で勝利にぐっと近づきます。
その他のカード
《フェアリー・クリスタル》
なのでこちらが2種類目の初動ブースト枠。2ブーストになることがありますが、《ブレイン・ストーム》なしではなかなか決まりません。トップ《クリスタル》はもう何度もやったし、何度も見ました。19弾になってから28枚*1をゼロ文明にして使いましたがそこまでしてもまだ外れることもあるので、期待しないようにしましょう。
《ドンドン吸い込むナウ》
《弾幕》やマナブースト呪文を引けるだけでなく受け札にもなる万能カードです。ただただ強いです。TCG版ではこれにとても強いクリーチャーがついたやつがたったの5マナらしいですね。インフレは恐ろしい。
《再誕の聖地》
《弾幕》との相性はいいですが、《悠久》との相性が微妙です。それでも成功すれば強力です。先にゼニスを出してボコボコにしましょう。
《「俺」の頂 ライオネル》
防御面に優れるゼニスです。シールドからのガチャも強力。《ライオネル》《ライオネル》が決まったときの興奮よ。
主な環境デッキとの相性
基本的にはビートダウン系は不利、コントロール系はやや有利ですが、有利相手でも適当なタイミングで弾幕を使う必要があることから勝率が安定しないため、ぶっちゃけロマン止まりだと思います。
なので「プレイスアリーナ」(ミニ大会)では【青緑ドングリル】を握って最終ラウンドまで行きました。18弾を死ぬほど剥いた始めたての人にとってはあまりカード資産を要求しない上にどのデッキ相手でも明確な不利がつくことが少ない、とても偉いデッキです。
環境デッキには詳しくないのでwikiから引っ張ってきました。
【アナカラーザビミラ】
一応有利ですが、マナを伸ばして一気に《ザビミラ》から《ガロウズ》を完成させてくることもあり、その場合は《悠久》がいないと負けます。
【ディメンジョン・ホーン】
やや有利としておきます。
《ディメンジョン・ホーン》に《弾幕》を合わせるか《悠久》を着地させれば勝ちますが、失敗するとワンショットされて負けます。
【ルドルフ天門】
多分有利です。
《エル・ドラード》の処理が難しいですがあまり攻めて来ないこと、《ルドルフ》は弾幕で倒しやすいことから勝ちやすいです。ただ、処理が遅れると《ベルリン》を出した上で手札を多く抱えて《ローゼス》と《ウェディング》をケアされるため、引きが悪いと手遅れになります。
【Nエクス】
【メンチ斬ルゾウ】とほぼ同じです。《「覇」》はガチンコジャッジ含め運次第ですが、それ以外は《悠久》よりパワーが低いためただ《弾幕》で焼き払うのみです。
【エイリアン】
互角か、やや不利です。
《ガガ・アルカディアス》の進化元を《弾幕》で焼いてゼニスを着地させられたら勝ちます。また、呪文ロックは《悠久》で解除できるため、出てしまっても《弾幕》でゼニスを引けば焼却できます。
【青黒リバイバー&墓地進化速攻】
ゴールド帯の底では見かけず、戦ったことがないので分かりません。ただ、多分不利よりだと思います。
【アンノウン】(【ターボゼニス】)
不利です。
肝心のフィニッシャーが《ローゼス》を引かなければ軒並み《弾幕》圏外であること、ゼニスの召喚は当然速度に特化した方が速いことからまず勝てません。一応、《ハングリー・エレガンス》を都度焼却できれば何とかなることもあります。
DMPP-19以降について
このデッキについて
NDでは特に《ピクシー・ライフ》の追加がありがたいです。低パワーのクリーチャーを採用できない都合上、《ジャスミン》に頼ることなく2コストの初動を8枚に出来る点はかなり大きいです。もちろんゼニスを採用するためマナからの無色カード回収もありがたいです。
他には《フェアリー・シャワー》も普通に強いです。《ローゼス》を出すまで手札が枯渇しがちなこのデッキで手札を減らさずマナブーストできるカードはとてもありがたいです。
また、【ゼニスクラッチ】要素も《鬼羅丸》、《王牙》辺りは特に強力です。《王牙》は《ウェディング》では対処し切れなかった横に並ぶデッキに対して強く、《ゼニスクラッチ》から実質《弾幕》を起動できるようになります。また、《鬼羅丸》も大量の踏み倒しが可能で、召喚時効果こそ使えないもののそもそも出るだけで速攻やビートダウンは困る《ライオネル》やSA付与と相性のよい《ウェディング》は召喚でなくても強力です。呪文も《弾幕》や《ゼニスクラッチ》を踏み倒すだけで強く、トップ次第で凄まじい出力になります。
このように、最大出力の向上でよりロマン砲としての魅力・威力がアップしつつも、初動がこれまで以上に安定するようになっています。
環境について
上だけ読むと環境への進出も期待してしまいそうですが、強くなったのは他も同じで、あまり立ち位置は変わらなさそうです。
《メイ様》がやらかした影響でマナブーストが異常にインフレしてしまっています。最速3ターン目から毎ターン1マナ加速は相当ヤバいです。【零緑ゼニスクラッチ】で遊んだ感じ、まともに自然文明のカードが引けなくても1ターン目に《メイ様》さえ出せれば《ゼニスクラッチ》やゼニス始動まで無事辿り着けることがほとんどです。完全にダメな動きをしています。ただ、今回紹介したデッキはその恩恵に預かれません。当然《弾幕》の出力が低下してしまうためです。
相対的にはどうか、ということで台頭したデッキを見ると【ビッグマナ】系統は《メイ様》を焼いても変わらず不利、【ドリームメイト】は《弾幕》で全部焼けるので有利です。正直何とも言えません。
ただ、何だかんだDMPも《メイ様》を野放しにはしないはずなので、今後次第だとは思います。よく似たルールのカードゲームであるサガマスターズも殿堂で混沌とし始めたし。
本日は4月1日です
今年は1月下旬に始めたデュエプレを話題に書いてみました。多分記事はこれっきりになると思います。爆発的に伸びたら話は別ですが、昨年4月の鉄道旅行の記事もそんなに伸びていないし、大丈夫でしょう(?)。読みたければ下のはてなスターでも押しておいてください。投票はどっちでもいいです。
続けるつもりもないのにデュエマグループに入るのも違う気がしたので汎用的なやつにしておきます。そもそも過疎ってたのもあるけど。